痴漢冤罪をどう防ぐかという話

映像'08で「痴漢冤罪被害特集」をやっていた。御堂筋線の虚偽告訴事件が有名ですが、今月初めにもこれ関連の判決が出てましたね。東京に行く私としても人ごとじゃないことです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%B4%E6%BC%A2%E5%86%A4%E7%BD%AA

性的犯罪は疑わしきは罰せずの原則を適用していくには限界があるので、実際は被害者の証言を信用して有罪になるケースが多い。不起訴あるいは証拠不十分で無罪となったとしても、社会的制裁がオチというのが黒魔法の恐ろしいところ。

そもそも客観的な物証がほとんどないのが構造的な問題でしょう。最近は指紋採取やDNA鑑定などの客観的証拠を重視していく姿勢もあるようだけども、これだと「股間を臀部に押し当てた」と「満員電車で体が擦りあった」の区別がつかないのが問題。

監視カメラの設置を」との意見もあるが、残念ながら監視カメラの映像は物証としては不十分です。というのは、同番組内では車内上部に設置した監視カメラで痴漢のシミュレーション(マネキンね)を撮影してみた様子を紹介していたのですが、被害者の手が映ることなく痴漢が行えてしまったんですね。

おそらく客観的証拠を確保していく、あるいは物理的に男女を隔離するというのが現状を見た上での世論の向かう方向だと思いますが、何か良い策はありますかね。